いくつかある趣味の中に「カフェ巡り」「カフェ読書」がある。
しかし、お気に入りのカフェになる店は閉店してしまうところが意外と多い。
答えは大きく二つ

:至福の時間や空間や料理の為に採算が合わない
:人気のカフェになるほど店のコンセプトから離れオーナーが疲れてしまう

カフェ経営の難しさを痛感している…

それではいくつかカフェの紹介をしてみます。

 

「CAFE RUBY」(埼玉県深谷市)

私が30歳になった頃、お金をかけずにのんびり心穏やかになる趣味はないか考えていたところ、たまたま友人の知り合いのカフェにランチを食べに連れて行ってもらったところ、常連客となった。名前は「CAFE RUBY」パニーニランチがお気に入りで「いつもの!」で注文できた。しかし、オーナーが「疲れた」とかで居抜きで売却したらしく名前が「LOTUS CAFE」に変わり今も有るようだ。メニューもほとんど変わっていないが、パニーニランチ600円が確か850円になっていたような…?味は美味しいです。

「珈楽庵」(埼玉県寄居町)

珈琲チェーン店が少し本気でこだわり珈琲を出していた店。ホットサンドのランチ(具材は日替わりなのかな?)がお気に入りの店。日本庭園が見える窓際席でいつもまったりしていた。景気悪化のせいなのか従来の珈琲チェーン店になってしまった。日本庭園の見える窓際席は健在だがホットサンドランチとこだわり珈琲は無くなってしまった。ホットサンドランチ750円→950円→メニューから削除…

「kadoya cafe」(群馬県藤岡市)

小さな古民家を改装(昭和かな?)二階の二人掛け席がお気に入り
「あかまんま」と言う作家さんの陶芸品を多く扱う店のお客さん用にオープンした小さなcafe。
日替わりのランチがお気に入り。ここもいつもの席でいつものランチでした。炬燵の席もあり長居してしまうお店でした。
「あかまんま」の移転により閉店。「あかまんま」は工芸品を扱う店となり現在も商い中ですがcafeは無くなってしまいました。

「おとちかふぇ」(埼玉県本庄市)

埼玉県上里町に在った店が勝負に出たのか?本庄に移転。上里時代は小さな店だったのだが移転先は大通りに面し一回り大きな店となった。
こんなにお金かけて大丈夫なのかと思っていたが移転後早々に閉店となったようだ。スープランチがお気に入りでcafe音楽を好きになるきっかけの店だった。

「天空カフェ アウラ」(長野県軽井沢町)

一番のお気に入りのcafeだったお店。人に教えたくない…軽井沢の街を見下ろせる高台に建ち、まったりのんびりできる素晴らしいお店だった。店のコンセプトも『癒しと、至福の空間』を目指していたようだ。料金は高かったけど納得の美味しい珈琲と食べ物だった。たしか珈琲1000円。かなりの資産家の人が利益もそこそこに趣味の延長で開いたのかと思っていたが謎のままである。閉店してしまった理由が「あまりにも込み過ぎてお客様にくつろげる空間と時間を提供できなくなってしまったから」らしい。


お店に向かう道中で餌付けされてしまっているが一応野生の狐にも会える。(たまに)
ごく一部の人にしか知られていなかったがクリスマスのシーズンには3日間・1日3組前半後半の18組限定予約ディナーとかもやっていた。(組数は少し記憶が曖昧)こちらは料金がとってもリーズナブルでまさに贅沢の極みだった。誰と行ったかは内緒ではあるが『癒しと、至福の空間』を堪能できた。

閉店が非常に残念です。今後このような店には出会えない気がします。。。

お店からのメッセージを掲載しておきます。facebookから拾いました。「天空カフェ アウラ」

『アウラ、さようなら・・・』

アウラが完成したのは、冬を目前にした12月でした。初めての冬は、冬季休業もなく、広告宣伝もなく、
『癒しと、至福の空間』をコンセプトに、ひっそりとした開業となりました。店内は、僅か13席。テラスもペット専用のテラスのみでの営業でした。
その後も、TV取材等は、極力お断りさせて頂き(軽井沢の活性化に繋がると判断したものには、出させて頂いておりました・・・)開業後、1・2年は、お客様がゼロという日もあったのです・・・今から考えると、嘘の様です。
営業開始から、3年程たち、お客様が書いて下さるフェイスブックやブログの口コミで、次第に混み始め、世の中に、インスタグラムと言うアイテムが広がり始めると、『インスタ映え』と言う言葉と共に、アウラも一気に混雑するお店へと変わって行きました。
待ち時間が、1時間・2時間となる日も出始め、アウラのコンセプト『癒しと至福の空間』とは、少しずつ違った空間になって行きました。何とか、待ち時間を短く出来ないだろうか?と知恵を絞り、テラス席の大幅な増築と共に、サービスの形態も、スタバ方式へ変更するしか待ち時間を無くす方法は見当たりませんでした。
開業時から、リピートして下さっていたお客様には、サービス面で、
寂しいお店になってしまったとのご意見も沢山頂きましたが、悩んだ末の変更だったのです。
ただ、この方法には、メリットもありました。お客様ご自身で席を選べることから、席ごとに違う眺望が楽しめ、その日の気分で、店内や、テラス等、チョイスを楽しんで頂けたお客様も多くいらっしゃいました。
まさに、『光陰矢のごとし』アウラの7年間は、あっと言う間でした。眺望を最優先した建築である事から、どうしても高低差が生まれ、小さなお子様には安全面の配慮から、ご遠慮頂いた事も、皆様にはご迷惑をお掛けする事になってしまった事・・・等、本当に『大自然の恵みを感じて頂き、心も体も癒され、一瞬でも至福を感じて頂ける空間だったのだろうか?』と、今でも自問自答を繰り返す日々ですが、僅かでも、そのように感じて頂けたのであれば、アウラの存在意味はあった・・・と、最後は誇りを胸に、クローズさせて頂きます。
本当に、7年間、ありがとうございました。最後に、魔女からの伝言をこちらに、記載します。
誰でも、心が辛く、苦しい時はあります。
アウラはなくなってしまうけど、
そんな時は、青い空、白い雲をみあげ、
樹木を吹き抜けてやってくる、
心地よい風の音に耳を澄ませてみてください。
きっと、自分は、とっても大きなものに、
優しく包まれているんだ。
すべて、大丈夫なんだ・・・
と、気付くはずです。
残念で涙が出てきます。。

私のお気に入りのカフェは様々な理由で無くなってしまいましたが更なるお気に入りカフェの発掘を続けていきたいと思います。

「結論」私のお気に入りとなるカフェは、眺めが良いとかのんびりまったりできるとか、『空いている店』を好むので現実的に採算の合わない店となってしまう…
儲けなくても良い趣味的な店とかでないと…自分で作れってことか?

宝くじにでも当たったら理想のカフェをオープンします…